イースターの帰省

少し前の話になりますが、4月1日の週末はスウェーデンのPåsk(ポスク)と言われる「イースター」でした。スウェーデンでは、クリスマスやミッドサマー同様、家族が集まる大切な行事です。連休だったので、私達も夫の実家があるダーラナ地方へ帰省してきました。

 
私達の住むリンショーピンからダーラナまでは、車で約3時間半の道のり。
ダーラナ地方は北なので、まだ雪がありましたが無事に実家に到着しました。

夫の実家は、いつもお義母さんがお家のいたる所に季節の飾り付けをしていて、インテリアがとても素敵です。今回もイースターの飾り付けがされていました。

ノスタルジックなイースターの置物とニワトリの飾り。(この後、姪っ子達がこれらで遊んでいました) レトロ好きとしては、グッとくる世界観です。

実家の裏側は、一面草原が広がっていますが、まだかなりの雪が残っていました。やっぱり北は寒い。

そうこうしているうちに、イースターのお祝いランチです。
義両親に、夫の弟、妹とパートナー、そしてその子供たち。
皆が集まって食卓を囲みます。(画像は準備中の様子。料理の写真は撮り忘れ)

 
 
 

ところで、イースターのお祝いも、美味しいご馳走も、それなりに楽しいのですが、今回私が一番テンションが上がってしまったモノがあります!
(すでにトップ画像でネタバレしていますが) それは…

こちら、ダーラナ地方レクサンドに本社がある「クネッケ」(クリスプブレッド)の老舗メーカー。そのパッケージと同じ、ダーラヘストが描かれたダンボール箱!!
無造作に多目的ルームの隅に置いてあったのを発見。

なんと義両親は、これを不用品入れとして使っておられました・・
日本で言うところの「みかん箱」的な、ぞんざいな使い方?!

日本人にとっては、このデザインは可愛く見えますよね?
夫に聞いても、「はぁ?」と一言。 しょうがないので、一人だけで可愛い可愛いと盛り上がっていました。

と、今年はそんなイースターの帰郷でした。笑

 
イースターから2週間以上経った今は、私の住むリンショーピンも日中の気温が15度前後になる日が多くなりましたし、やっと春が訪れた雰囲気です。これから、スウェーデンもどんどん良い季節になります^^

 
 
 

keiko olsson (オルソン恵子)
ソーイングデザイナー
スウェーデン在住のソーイングデザイナー。洋裁店 「Syateljé Keiko Olsson (ケイコ・オルソンの洋裁店)」主宰。手芸本の出版や企業とのコラボレーション、デザイン提供などを行う傍ら、YouTubeでは洋裁のチャンネルも運営中。著書に「北欧ぐらしの布小物」(ワニブックス)、「スキル0でも一目でわかるソーイング大全」(KADOKAWA)がある。
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