おすすめドラマ「パンとスープとネコ日和」

 
最近、「パンとスープとネコ日和」というドラマが好きすぎて、ついに日本からここスウェーデンまでこのDVDを取り寄せてしまいました。笑

原作が群ようこさん、主演が小林聡美さん、と来れば面白くないはずがない!というこのドラマ。2013年にWOWOWの連続ドラマWという枠で放送されたそうです。

 

ストーリーを一言で言うならば、
“日本が舞台の「かもめ食堂」”

と言われそうな、主人公の女性が食堂を始める設定なんですが、でもそれは、ひと味もふた味も違う内容なんです。

 
あらすじ
出版社に勤めるアキコは、母の死と理不尽な人事異動がきっかけで、母の営んでいた食堂を自分でやっていく決意をします。自分の趣味で改装したお店は、パンとスープだけのシンプルなメニュー、そしてお手伝いのシマちゃんと二人だけの小さなお店。アキコはある日ネコを拾って暮し始め、商店街の大人たちもそんなアキコを温かく見守ります。

「パンとスープとネコ日和」公式サイトより一部を引用
http://www.wowow.co.jp/dramaw/pantosoup/

 
 

そして何より、映画の「かもめ食堂」同様、本当に我々(特に北欧好きの女性?)のツボを突いた内容になっています。笑
素敵でシンプルなインテリア、北欧食器、美味しそうなサンドイッチと野菜たっぷりのスープ、喫茶店のナポリタン、一人暮しなのにちゃんとした食卓、小粋なファッション・・と、どれもこれも、素敵!

そして、良い意味での頑固さを持った芯の強い主人公と周りの大人達に、私自身も一人で洋裁店を営んでいるので、見習うことがすごく多くて。 このDVDを見るたびに、毎回勇気づけられ、癒されています。

 

劇中で岸恵子さん扮する山口先生の言葉:

「人は何年生きていてもね、今現在、何をしているかが問題だと思う」

と言うこのセリフは、私が日頃なんとなく思っていた事と同じで、ハッとしました。
他にも、うんうん、と頷ける、粋なセリフがお話の随所に散りばめられていて、最後まで飽きさせません。

 
 

+ + +
 
主演の小林聡美さんは、昔からすごく好きな女優さんです。
その昔、私の幼少期(「やっぱりネコが好き」の時代)に、誰かに「小林聡美さんに似てる」と言われたことがあり、それ以来、何だかとても親近感があります(子供の頃の話ですよ、あくまで。恥)
小林聡美さんの、あの何だかサラリとした佇まいに憧れます。

 
DVDでは、小林聡美さんと飯島奈美さんが二人で劇中のお料理について、あれこれナレーションでお話している特典映像が付いていて、これもすごく面白いです。あと、もたいまさこさんが、珍しくちょっと意地の悪い役柄(でも実は温かい人)で、これまた楽しいです。

そして、飯島奈美さん監修のお料理がこれまた美味しそうで、美味しそうで・・!
公式サイトでもレシピが公開されているので、今度真似して作ってみようかなと思ってます。

 

というわけで、あまりうまくレビューが出来ませんでしたが^^; もし機会がありましたら、是非ご覧になってみてください。ついでにドラマ「すいか」、「かもめ食堂」も、合わせて是非!
 
 

keiko olsson (オルソン恵子)
ソーイングデザイナー
スウェーデン在住のソーイングデザイナー。洋裁店 「Syateljé Keiko Olsson (ケイコ・オルソンの洋裁店)」主宰。手芸本の出版や企業とのコラボレーション、デザイン提供などを行う傍ら、YouTubeでは洋裁のチャンネルも運営中。著書に「北欧ぐらしの布小物」(ワニブックス)、「スキル0でも一目でわかるソーイング大全」(KADOKAWA)がある。
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