フィッシュグラタンのレシピ

スウェーデン料理のレシピシリーズ

今夜の我が家の夕飯は、スウェーデンの家庭料理の定番 Fiskgratäng「フィッシュグラタン」でした。分量を量って作りましたので、今回はレシピとしてご紹介したいと思います。
クリーミーなソースとマッシュポテトが優しいお味です。日本でも手に入る材料で作れますのでぜひお試しください。
 
 

まずは材料から。(4〜5人分の分量です)

[マッシュポテト]
・じゃがいも皮付きの状態で約800g 
・卵1個
・バター 大さじ2
・サラダ油 大さじ2
・じゃがいもの茹で汁 100ml
・ナツメグ 少々
・塩、白コショウ 適量

[具材&ソース]
・お好きなシーフード
今日使ったのは:白身魚(タラなど)400g、海老(スウェーデンの小エビ殻付き) 500g Point*1参照
・マッシュルーム 5〜6個
・エシャロット1個(または玉ねぎ半分)
・パセリ 1枝
・ディル 適量
・フィッシュブイヨンのキューブ1個(なければ普通のコンソメでも)
・水 400ml
・白ワイン 200ml
・生クリーム 200ml
・バター 大さじ3
・小麦粉 大さじ3
・塩、白コショウ

[トッピング&付け合わせ]
・ディル
・レモン
・お好きなサラダ、バケットなど

 
 

作り方

1、マッシュポテトを作る
じゃがいもの皮を剥き、柔らかく茹でたら熱いうちにマッシャーなどでつぶす。そこに茹で汁、バター、サラダ油、ナツメグ、溶き卵を加え、滑らかになるまでよく混ぜ、塩と白コショウで味と整える。

2、ソースを作る
鍋にサラダ油(分量外)を少々入れ、エシャロットのみじん切りを炒め、小さく切ったマッシュルームも加え、しんなりするまで炒める。そこに白ワイン、水、ブイヨンキューブを入れて、沸騰するまで強火、沸騰したらアクを取り、蓋をぜずに弱火で5分ほど煮込む。

3、耐熱容器の淵にマッシュポテトの土手を作り、表面にフォークで筋を入れる。
(ちょっとおめかしをする場合は、しぼり袋を使うと華やかになります)Point*2参照

4、食べやすい大きさに切ったシーフードに、軽く塩コショウで下味をつけて、マッシュポテトの内側に並べる。

5、ソースの仕上げ
[2]のソースに、みじん切りのバセリ、ディル、生クリームを加え、ブールマニエ(バターと小麦粉を混ぜた物)でとろみをつける。

6、[4]のお皿のシーフードの上に、ソースを掛ける。

7、220度のオーブンで 15分〜20分 焦げ目がつくまで焼く。

ディル(またはパセリ)を飾って、レモンを絞っていただきます。

 

Point
*1 白身魚と海老以外にも、サーモンやシーフードミックスなど、お好きな魚介類で作ってみてください。ただし、具材は2種類以上使うのがポイントです。

*2 簡単にできるよう今回はフォークで筋をつけましたが、しぼり袋でマッシュポテトをしぼると見た目が華やかになります。

*3 今回は大皿で作りましたが、一人分の小さなグラタン皿で人数分作ってもOKです。

スウェーデンでは定番の家庭料理です。よかったらお試しください!
お好きなサラダ、バケット、よく冷えた白ワインと一緒にどうぞ♪

 
 

keiko olsson (オルソン恵子)
ソーイングデザイナー
スウェーデン在住のソーイングデザイナー。洋裁店 「Syateljé Keiko Olsson (ケイコ・オルソンの洋裁店)」主宰。手芸本の出版や企業とのコラボレーション、デザイン提供などを行う傍ら、YouTubeでは洋裁のチャンネルも運営中。著書に「北欧ぐらしの布小物」(ワニブックス)、「スキル0でも一目でわかるソーイング大全」(KADOKAWA)がある。
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